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7.04に達した。その後、速やかに低下し、1957年に6.00、1964年に5.10、1970年に4.00、1976年に3.08、そして1983年に2.1に低下して、人口「置き換え水準」に達し、1994年には1.76と「置き換え水準」以下に低下した(図1−3を参照)。

図1−3 台湾の合計特殊出生率と35〜39歳コホート別女子の実際出産数の比較

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資料:「台閘地区人口統計」と1980年センサス報告書。
合計特殊出生率のこの急激な低下は、社会のある一面の近代化に伴った現象であるとも言えるが、家族計画の推進の影響も大きかったと思う。合計特殊出生率は家族計画実施前の1953年〜1963年の間に、すでに毎年平均1.91%の速度で低下していた。さらに、家族計画を大規模に推進した結果、加速度的に低下した。1963年〜1970年の間には毎年平均4.14%低下し、その速度は推進前の約2倍であった。また1970年〜1975年では毎年平均6.54%低下し、1977年〜1985年では毎年

 

 

 

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